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 イベント: シンポジウム  2005年度
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 開催趣旨

 11月26日のプログラム

 11月27日のプログラム

 特設ブースのご案内

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 国際シンポジウムポスター


早稲田大学 21世紀COEプログラム
アジア地域文化エンハンシング研究センター 
国際シンポジウム
「アジア地域文化学の構築 III」
11月26日 (土) 10:00〜18:00
11月27日 (日) 10:00〜16:30
早稲田大学 総合学術情報センター
国際会議場

主催:
21世紀COEプログラム
アジア地域文化エンハンシング研究センター

備考:
両日とも9:30開場、入場無料・事前予約不要。通訳あり。

お問い合わせ:
〒162-8644  東京都新宿区戸山1-24-1
早稲田大学文学研究科
COE共同プロジェクト室
tel. 03-5287-4167 fax. 03-5287-4168
e-mail: enhan@list.waseda.jp




開催趣旨:

 第3回となる本COEプログラム国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築」は、 これまでのI、IIの成果を継承し、来年度の最終報告にむけて「アジア諸地域の秩序」を主題として開催される。
 専攻と分野が異なる8チームによって遂行される本プログラムは、これまでのアジア像が、近代国家の枠組みを前提に、それを遡及させる形で論じられがちであったことに対し、その枠組みを一旦相対化し、波及する広域文明─アジアの場合は中国文明─と、そのうねりのなかで形成される地域文化との関係性を軸に、多元で重層的な新しいアジア像創出をめざす試みとして出発した。 そのために本プログラムは、戦国秦が六国を併合する過程でおこなった巴蜀およびそれと対照的な楚の征服のなかに広域文明と地域文化の関係性の典型がみられるとして、四川モデルという方法概念を提起した。 秦が巴蜀と楚という異質な要素を支配に組み込むことにより中原文化ははじめて中国文明となり、次の漢はいわゆる「冊封体制」という世界秩序の理念を構想し得たのである。 I、IIのシンポジウムでは、この四川モデルの使用によって7世紀までの中国・朝鮮・日本の東アジアにおける中国文明と地域文化の関係のダイナミズムを相当程度、浮き彫りにし得たと考える(玉突き理論)。 さらに四川モデルはそれにとどまらず、例えば、清朝末期の「西洋の衝撃」、戦後日本とアメリカの占領を地域文化と広域文明の視点から捉え直す場合にも有効な方法概念となろう。
 また本プログラムが提起した研究手法であるエンハンシングは、アジア地域文化学の研究者と研究対象の関係は、対象となる地域文化の価値に関心を払い、現地の研究者との共同研究やそこに住む人々との協力関係のなかで行うことをいう。 これは本研究が、戦前の日本の「満鮮」研究と異なることは勿論、それと訣別したはずの戦後日本のアジア研究、あるいはアメリカの国際戦略の展開を支えた地域研究(Area studies)と同質でないことを示すものである。
 今回のシンポジウムは、秩序を主題とし、地域を地域として成り立たせる要素の一つである地域秩序について検討する。中国文明の下でいえば、礼と法がそのキーワードである。 個人の一挙手一投足から国家制度までを規定する規範としての礼、強制力によって規範の実行を担保する法。 中国文明下の秩序は、このにより作られ維持された。 しかし元来は、礼は士の世界、法(刑)は庶の世界と弁別され、秩序構造は階層的であった。 礼が庶の世界に下る時期は、士─庶が職能上の区別に過ぎなくなる時代に重なる。さらに中国文明下の法の問題として、「判決の確定力観念の不存在」という有名な命題があり、極論すれば、権力の法の強制は最終的に秩序を担保しなかった。紛争は、法の裁定ではなく当事者同士の合意により最終的に解決する。官の判決は、調停であり合意の勧告に過ぎない。 勧告と合意、これがの世界である。 とすれば地域社会の秩序原理には、約というキーワードを付け加えなければならない。 シンポジウムでは、秩序を法という語に代表させるが、こうしてみるとアジア地域文化学における中国文明の法(律令)の問題は、その伝播・広がりを他地域への横への動きと、地域内での縦への動きの両方向から考察せねばならなくなる。 これらを26日の1部・2部で考察する。
 21世紀COEプログラムは、採択された研究課題に従事する若手研究者の養成が求められ、かつ研究拠点を形成しての事業の継続が課せられている。 27日の若手研究者によるパネルディスカッションは、本プログラムのその要請への対応である。 さらに例年の各チームによる現場からの報告は、本年は4チームの3年間にわたる総合成果の発表の場とし、最後にそれらを含め本プログラムの現時点での到達点を、全体討論のなかで確認する。

早稲田大学21世紀COEプログラム
アジア地域文化エンハンシング研究センター運営委員会


            
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11月26日(土) 
10:00〜18:00 (9:30開場)
第1部「地域社会の形成と法」
第2部「法の垂直と広がり」
早稲田大学 総合学術情報センター
国際会議場 井深大記念ホール

総合司会:
高橋 龍三郎
(早稲田大学文学学術院教授)

10:00〜10:10 開会挨拶:
村岡 洋一 (早稲田大学副総長・理工学部教授)

10:10〜10:20 趣旨説明:
大橋 一章
(早稲田大学文学学術院教授・拠点リーダー)



記念講演
10:20〜11:20 寺田 浩明
(京都大学大学院法学研究科教授)
「伝統中国における法と秩序」


11:20〜12:30 J. W. Chaffee
(ニューヨーク州立大学Binghamton校教授)
「東アジア世界秩序の考察:700―1200 AD」Reflections on the East Asian World Order,700-1200
通訳 森 由利亜 (早稲田大学文学学術院教授)


12:30〜13:30 昼食
特設ブースにてデモンストレーション解説


 

第1部:地域社会の形成と法

13:30〜14:10 報告1:
工藤 元男
(早稲田大学文学学術院教授)
「秦の徙民政策と法―蜀の場合を中心に」


14:10〜14:50 報告2:
李 成市
(早稲田大学文学学術院教授)
「古代朝鮮半島における地域社会の形成と法─「楽浪地域」の法と地域秩序」


14:50〜15:30 報告3:
新川 登亀男
(早稲田大学文学学術院教授)
「古代日本列島における法文明の成り立ち」


15:30〜16:00 コーヒーブレイク
特設ブースにてデモンストレーション解説




第2部:法の垂直と広がり

16:00〜16:40 報告1:
深谷 克己 (早稲田大学文学学術院教授)
「諭について―近世日本の教諭支配―」


16:40〜17:20 報告2:
海老澤 衷 (早稲田大学文学学術院教授)
「対馬における照葉樹林の保護について」


17:20〜18:00 報告3:
西村 正雄 (早稲田大学文学学術院教授)
「「よい行い」と村の決まりごと −ラオス農民の行動規範と村のルール:チャンパサック農民文化の分析を中心にして」




18:00〜20:00 レセプション[国際会議場3階第1会議室]


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11月27日(日) 
10:00〜16:30 (9:30より受付開始)
第3部 若手研究者パネルディスカッション
「アジア研究における「境界」」
第4部「研究チーム成果報告 」
早稲田大学 総合学術情報センター
国際会議場 井深大記念ホール

総合司会:
高橋 龍三郎
(早稲田大学文学学術院教授)

第3部:若手研究者パネルディスカッション
アジア研究における「境界」

司会森 和 (早稲田大学21世紀COE客員研究助手)

10:00〜10:20 報告1:
千葉 謙悟
(早稲田大学21世紀COE客員研究助手)
「Western Mandarinと共通語の誕生」


10:20〜10:30 コメント:
熊 進
(早稲田大学文学研究科中国語・中国文学専攻博士課程)


10:30〜10:50 報告2:
橋本 繁
(早稲田大学21世紀COE客員研究助手)
「古代朝鮮半島における『論語』の受容」


10:50〜11:00 コメント:
朴 珉慶
(早稲田大学21世紀COE特別研究生)


11:00〜11:20 報告3:
宮﨑 肇
(早稲田大学21世紀COE客員研究助手)
「書にみる和様と唐様」


11:20〜11:30 コメント:
深瀬 公一郎
(早稲田大学文学学術院日本史専攻助手)


11:30〜12:30 パネルディスカッション


12:30〜13:30 昼食
特設ブースにてデモンストレーション解説




第4部:研究チーム成果報告

13:30〜14:00 シルクロード調査研究所
岡内 三眞
(早稲田大学文学学術院教授)
「中国西北地域シルクロード調査の成果と課題
―漢代城砦址の比較研究―」


14:00〜14:30 中国古籍文化研究所
岡崎 由美
(早稲田大学文学学術院教授)
「中国古籍の流通を巡る地域文化へのアプローチ」

14:30〜15:00 奈良美術研究所
肥田 路美
(早稲田大学文学学術院教授)
「四川の仏教美術における地域性
―摩崖造像調査を通して―」


15:00〜15:30 モンゴル研究所
吉田 順一
(早稲田大学文学学術院教授)
「近現代における内モンゴル東部地域の変容過程
―経済の問題を中心に」




総括討論
15:30〜16:30 「アジア地域文化学の構築III
―法・秩序・地域性―」
司会:
近藤 一成 (早稲田大学文学学術院教授)




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昨年の特設ブース

11月26日 (土)・27日 (日)
特設ブース:
参加8チームによるデモンストレーション
早稲田大学 総合学術情報センター
国際会議場 1階ロビー

両日とも、9:30開場。
入場無料、事前予約不要。通訳あり。
※両日とも、昼食・休憩および
コーヒーブレイクの時間帯に解説があります。



奈良美術研究所
「仏教彫刻に関する調査と記録の新手法」

長江流域文化研究所
「四川における秦人墓の調査」

中国古籍文化研究所
「年画が伝える社会」

シルクロード調査研究所
「新疆ウイグル自治区タリム盆地における調査」

モンゴル研究所
「内モンゴル東部地域における現地調査」

朝鮮文化研究所
「韓国出土木簡の調査」

水稲文化研究所
「東アジアにおける水稲文化の儀礼と景観」

ラオス地域人類学研究所
「ラオス、ワット・プー地域における人びとの生活」

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シンポジウム会場までのご案内:
JR線・西武新宿線高田馬場駅より徒歩20分
都バス10分(「早大正門」行き終点下車)
東京メトロ(旧営団地下鉄)東西線早稲田駅より徒歩5分
都電荒川線早稲田駅より徒歩5分
            
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